ジミ・ヘンドリックスの " 未発表音源テープ "

紛失したと思われていたジミ・ヘンドリックスの未発表音源テープが発掘されたというニュースが流れたのは、確か2008年の7月だったように思います。

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この音源は1968年3月にジミ・ヘンドリックスがスティーヴン・スティルスと共にレコーディングを行ったもので、テープはスティルス自身が発見したものです。スティーヴン・スティルスのバンド・メイトであるグラハム・ナッシュは「彼は(スティルス)リリースの準備を手伝っているみたいだし、昔馬鹿みたいにレコーディングしまくっていて、膨大なテープの山の中からジミ・ヘンドリックスと一緒にやったものをみつけたんだ」と語っていましたが

スティーヴン・スティルスが在籍していたバッファロー・スプリングフィールドの解散が1968年5月ですから、1968年3月というとはその直前ということになり、一方ジミ・ヘンドリックスはザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスとして活動しており、「エレクトリック・レディランド」発売が1968年10月リリースなのでこのアルバムのレコーディング前後でしょう。

ちなみに、バッファロー・スプリングフィールドとは、1966年4月にアメリカで結成され、様々な音楽的要素を含み、際立った個性と密度の高い調和のとれた良質の作品を生んだとして評価が高いバンドで、後に CSN&Y としてスティーヴン・スティルスとともに活動するニール・ヤングも在籍していました。

そして、随分と発見から時が過ぎてしまい記憶から消えようとしていましたが、2月遂に発売されました。その曲名とは "SOMEWHERE"!

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なおこの曲は「ピープル、ヘル&エンジェルス(People, Hell & Angels)」というアルバムに含まれアルバムは今月5日に発売されました。内容としては、(大半はベースにビリー・コックス、ドラムにバディ・マイルスを迎えたセッションですが)1968年~1969年エクスペリエンスの活動とは別にキーボード、パーカッション、セカンド・ギターなどを駆使して、それまでのギターメインの楽曲とは異なったサウンドを模索していた時代の未発表テイクを含め12曲が収録されています。

01.Earth Blues アース・ブルース
02.Somewhere サムホエア
03.Hear My Train A Comin’ ヒア・マイ・トレインAカミン
04.Bleeding Heart ブリーディング・ハート
05.Baby Let Me Move You ベイビー・レット・ミー・ムーヴ・ユー
06.Isabella イザベラ
07.Easy Blues イージー・ブルース
08.Crash Landing クラッシュ・ランディング
09.Inside Out インサイド・アウト
10.Hey Gypsy Boy ヘイ・ジプシー・ボーイ
11.Mojo Man モジョ・マン
12.Villanova Junction ヴィラノヴァ・ジャンクション

(Somewhere サムホエア)

アルバムにコンセプトを持たせたものではないので、ジミヘンのこんな音初めて聴いたというような曲もあったりしますが、未完成ながらあの1969年8月 "ウッドストック" でチラッと聴けた "Villanova Junction" のスタジオ・バージョンが聴けるの嬉しい限りです。

(Villanova Junction ヴィラノヴァ・ジャンクション)

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