"テスト・マーケティングから販売チャネル戦略へ・・・"

"テスト・マーケティング"・・・Wikipediaによれば

開発された新製品を本格的に販売する以前に、限られた地域で少数に対して販売するということ。これが行われるのは消費者からの新製品に対する評価を収集するためのテストという意味合いが大きく、テスト・マーケティングでの評価が高かったならばその商品は広範囲で大規模に販売されるようになるということである。逆にテスト・マーケティングを行った結果の評価が良くなければその商品は広く販売されること無く、テスト・マーケティングで終わるというわけである。テスト・マーケティングを行えばリスクを減らすことができたり、今後のマーケティング活動に向けての計画を効果的、効率的に行えるようになるといったメリットが存在する。

ということですが「静岡県はテスト・マーケティングに適している」とよく耳にすることもあり調べてみたところ

①年齢別の人口構成が全国平均に近く
②東西文化の接点でもあり
③適度な市場規模を持ち
④地形的にテレビ・ラジオなど電波メディアは他地域にもれ難く近隣地域からも影響を受け難い

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⑤首都圏に隣接しているので、交通費や物流コストなども低コストで済む

ということが理由だそうで "東部で人気が高い場合は東日本・西部の場合西日本でよく売れる" ともいわれ、マクドナルドの「平日は130円のハンバーガーを半額65円」サッカーくじの「toto」の最初のテスト販売地であることは有名な話です。

ただ(具体的に調査した訳ではありませんが)最近はこうしたテストマーケティングは減っているようで、商品企画・販促企画・販売時期・プロモーション企画等々商品を販売する場所に合わせるという販売チャネル戦略にシフトしているメーカーが増えていると思われ、例えばお菓子で(特定の)コンビニ限定という商品を多く見掛けるのは、そのいい例です。勿論スーパーマーケットが "20,000" に対してコンビニ上位7チェーンで "51,000" という店舗数の違いはありますが、このことよりもシフトするキッカケになったのは

NET活用人口の増加によりテスト・マーケティングの "④地形的にテレビ・ラジオなど電波メディアは他地域にもれ難く近隣地域からも影響を受け難い" このことが "なくなりつつある"(あるいはなくなっている)

ことが大きく影響し、テスト・マーケティングが減っている・・・ということだろうと思われます。ちなみに、販売チャネル戦略がエスカレートしていくと "店舗で商品を選ぶ" ではなく "商品を手にする為に店舗を選ぶ" というように "購入スタイルが変化" し "該当する店舗がない場合商品を手にすることが出来ない" ことになってしまいますが "購入者に不便さを強いるようなことにならなければいいけど"・・・余計な心配かもしれませんが、そんなことを思ってしまいます。

番外:
静岡県は "奇抜でインパクトのあるローカルCMも多い" ともいわれていることから、いくつか見てみましたが



"大笑い" です。こうしたセンスは "テスト・マーケティング④の地形が大きく影響し独自に培われたものなのかも" という気がしないでもなく、静岡県に限らずBS・CSの登場より "電波メディアは他地域にもれ難く近隣地域からも影響を受け難い" ということがなくなりつつある中、もしかしたら寂しいことですが "奇抜でインパクトのあるローカルCMはどんどん姿を消していくことになる" のかもしれません。

追記:
"コンコルゲン夫婦の歌" は静岡パチンコチェーン「コンコルド」のCMです。

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